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三冬尽く / 2017
ほのぼのした表現を蹴散らしながら
まるで綱渡りのように 季節を越えていきます
水仙 / 2016
この子には分かるのでしょうか
じっと見つめるペットボトルの花の下
仲良しだった三毛猫が眠っています
non title / 2017
自立した精神をもった子たち
弱音を吐かず 何もかも受け入れ生きていく
けれど 時折きこえてくることがあるのです
そんな彼らの 小さな呼び声が
初夏 / 2016
夜明けの靄が薄れ
日差しが辺りに輪郭をつくりました
木の股で目を覚ました子が
こちらを見つめます
non title / 2018
みなが散っていっても
しばらくは待っていなければなりません
まわりとの競争が苦手な子が
あとからやってきますから
non title / 2018
この子が追いかけていくのは
いつもここまでです
またやさしい誰かがやってくるのを
しずかに待ちます
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